整骨院での健康保険利用が厳しくなったことを痛感しました。
私自身、何度かヘルニア一歩手前の激しい腰痛で目が覚めたことがあります。
原因は大学時代に、スカッシュをほぼ毎日練習し続けたこと。
気づいた時には腰の皮膚に横にひび割れのような線が出来ており、
当時通院した整骨院の柔道整復師の先生に、
「なんで、ここまで放っておいたの。ダメだよ。」と厳しく注意され、
鍼灸や様々な治療をしたことがありました。
当時はまだ20歳前後だったので、ヘルニアほどの激しい痛みはなかったのですが、
ほぼ毎週通院をしていたことを覚えています。
それが、つい先週、肩や背中にも痛みが広がりつつあったので
自宅近くの整骨院に行ったのですが、
その際に聞かされた内容に、健康保険利用が本当に厳しくなったな・・・
と思わされました。
整骨院の先生から説明があったのは、以下の3点でした。
1、治療の疾患が「急性期」疾患で、突発的に起きた痛みなどでなければ、
基本的には整骨院では保険請求が出来ない。
2、一つの疾患に、最大でも3か月程度までしか保険適用が出来ない。
(それほどの集中治療をすれば、完治するとみなされている)
3、継続治療をする際には、4か月目と5か月目を保険適用外として
6か月目より再度保険対象とする必要性がある。
個人的には、腰痛などは一度急性期的な発症で激痛が生じた場合、
歩くのも困難となり、日常の動作が何一つ出来ないほど苦労をするものです。
それは確かに急性期疾患とも言えるでしょう。
ただ、腰痛を味わった人には大いに共感を得ていただけるでしょうが、
日常動作に大きな影響はなくとも、慢性期的な痛みが続きますし、
そもそも腰痛が完治するなど奇跡に近いと個人的には思っています。
今回の保険請求の厳格化は、気軽に整骨院で保険適用し、
マッサージを安価で受けに来られる方への防止策だと思います。
社会保険への予算配分が難しくなってきた高齢化社会において、
国の厳しい対策にも理解は出来ます。
しかし、全ての整骨院への来院者に対して厳しくすることが良いことなのでしょうか?
私は本当に、「またいつ、どこで、ヘルニアのような激痛が襲ってくるのか?」と
不安を感じています。
マッサージ店代わりにすることについて保険適用を問うのはわかりますが、
完治しづらい慢性疾患における健康保険適用においては、
もっと吟味してほしいと思ってしまいます。
今の私の対策としては、月1回の鍼治療のみとし、
あとは1か月「ひたすら耐える」努力をしています。
ですが、調査書が自宅に届くときには、悪いことをしているわけでもないのに、
なんだか後ろめたい気もします(笑)。
整形外科の先生に同意書を作成してもらっては?とも言われますが、
医師の意見も割れる領域のことだと医療業界に関わる者としてわかってはいますので、
今回自身の体験として書かせていただきました。
皆さま、体が資本ではあります。
ぜひ、お体にはご自愛いただきたいと思います。
教育学部卒業後、語学関係の企業へ。「もっと人の転機に貢献できる仕事がしたい」と転職。産休を2回取得し家では怪獣(子供)の相手をしながら、アドバイザーとして奮闘中。