CAREER ADVISOR COLUMN
キャリアアドバイザーコラム

社会人経験などを経て医師を志した方の転職

今年度、医師の皆さまの転職活動をお手伝いする中で、社会人の経験を経て、
セカンドキャリアとして医師になられた方が増えていることがとても印象に残っています。

お一人は大手企業でサラリーマンとして勤務した後に40代半ばで医師を志した方、
お一人は、新卒で一般企業に入られてから、二年目で一念発起して医師を志した方、
最後のお一人は、遺伝子の勉強するために農学部を卒業された後に、
臨床医として働きたいと思い医師を志した方です。

一度、大学を卒業、あるいは企業に務めてから医師を志される姿には本当に頭の下がる思いで、
そういった先生方のご転職のお手伝いができることを光栄に思います。

一度社会に出てから医学部を再受験する人の割合は10%程度と推測されており、
現在医学部の受験生は13万人前後で推移をしていますので、
約1万人近い人が社会に出てから医師を志していると言われています。

実際に面接に同行させていただくと、
一念発起して医師を目指した心意気と知識欲を医療機関は高く評価してくださる傾向にあると感じます。

しかし、同時に感じるのは、他のドクターと比べて年齢を重ねていることもあり、
体力がなかなか追いつかない、ご家庭の事情などで働き方に制約がある・・・
という現実的なご相談が多い点です。

私がご案内を差し上げたご勤務先としては、ケアミックス病院や訪問診療があります。

ケアミックス病院は急性期病院に比べて専門性や症例数は減りますが、
多種多様な病棟を持っているため病棟ごとの患者様の病状理解、
全身管理など幅広く学ぶことができる点は大きな利点になります。
また病院によっては専門医を取得できる医療機関もありますので、
先生のキャリアアップに繋げていくことも可能です。

そして訪問診療は、初期研修で身につけたスキルを活かすことができることから、
若手のドクターも参入しやすく、ワークライフバランスも整えやすい診療科とされています。
現在は転科する医師も増えていることから教育体制が整えっている診療所が増えており、
力を入れている診療所では訪問診療の専門医取得ができるところもあります。

もちろん、上記はあくまで私が過去にご紹介を差し上げた先であり、
選択肢はケアミックス病院と訪問診療だけではありません。

当社は、先生のご希望に加えて「なぜ医師を志したのか」「なぜ転職したいと思ったのか」などなど、
さまざまなバックグラウンドも含めて、先生のお考えを最大限尊重するために、
お気持ちをしっかりヒアリングしてご案内いたします。ぜひお気軽にご相談ください。

編集部CB Career

キャリア編集部よりキャリアに役立つ情報をお届けします。

人気記事
関連記事