CAREER ADVISOR COLUMN
キャリアアドバイザーコラム

医師の転職│老健施設、実は忙しい?

ご転職を検討される際に選択肢に入ることも多い介護老人保健施設ですが、
みなさまはどのようなイメージを持たれていますでしょうか。

「ゆったりした勤務ができる」と漠然としたイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。

たしかに少し前までは、
病院勤務をリタイアされた先生や勤務負荷を軽減されたい先生がご転職を希望される施設形態でした。

しかし、2017年の介護保険法改正により“自立支援”が大きく打ち出され、
第8条に“在宅支援施設”と明記され、
医療と介護の橋渡しとして積極的な在宅復帰と在宅支援を行うことが求められるようになりました。

もともと介護保険法では、自立支援と重度化防止を掲げてはいましたが、
老健施設の法律上の位置づけが必ずしも明確ではない状態でした。

現場レベルとしては、今までは病状が安定した要介護者を対象に、
看護や介護、リハビリテーション等の医療ケアが中心だったのに対し、
現在では医療依存度の高い方の入所も増えてきており、時として積極的な治療が必要なケースも出てきています。

私自身、老健施設でご勤務をされている先生方からお話を聞くことも多いのですが、
みなさん忙しくなってきている事を実感されています。

しかしながら、引き続き病院やクリニックでの勤務と比較した際は、
負荷を軽減させた勤務が出来ることは間違いなく、その他にも以下メリットがあげられます。

患者さんとの時間を大切にできる

病院やクリニックでは1人の患者さんにかけられる時間が少なくなりがちです。

しかし、老健施設では入所者に対して、日常的に健康管理・指導を行うため、
必然と患者さんと向き合う時間が増え、人生にしっかりと寄り添うことができます。
看取りをする機会も多くありますが、最後まで向き合えるのは非常に価値があると言えるでしょう。

長く勤務ができる

老健施設での募集の場合、定年という概念があまりなく、
体力が続く限りは基本的に勤務をすることが可能です。

60代以上の先生方も積極的に採用されているため、
病院やクリニック勤務からのリタイアを考えられている先生にもおすすめです。

募集に関しては、1つの老健施設に対して医師が1名(施設長)といった配置が多く、
なかなか募集自体が出にくい貴重な案件となっています。

弊社では老健施設求人も多数取り扱っていますため、
老健施設でのご転職を検討されている場合には、ぜひお気軽にご相談くださいませ。

国家資格キャリアコンサルタント
八木橋 辰夫Tatsuo_Yagihashi

紳士服の営業として13年勤務。その後MR、管理職として医療業界に18年携わる。これまでの経験を活かして良縁転職のご支援をいたします。

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