CAREER ADVISOR COLUMN
キャリアアドバイザーコラム

訪問診療ってどんな仕事ですか?

私たちは日々、医師の方々とご転職の相談やお仕事の悩みなど、
色々なお話を伺っています。

そんな中で最近ご質問を受けることが多くなった、
「訪問診療ってどんな仕事ですか?」について簡単にお話をしたいと思います。

訪問診療のお仕事

一言で言ってしまえば、
「病院やクリニックの中で患者さんを待つのではなく、患者さんの居るご自宅や施設へ伺って診療をするお仕事」
ですが、まだ訪問診療の業務内容のイメージが沸かない先生の方が多いように感じます。

そこで訪問診療で勤務されている先生の一日をご紹介したいと思います。


■訪問診療で働く医師の1日

9:00 出勤
 ↓ 前日・夜間までの患者さんの様子を確認して訪問の準備を行います。
9:30 朝礼
 ↓ 院内スタッフ全員で夜間にあった患者さんの情報を確認し合い、その日の診療内容を確認し合います。
10:00 訪問診療に出掛けます
 ↓ 医療機関によって違いはありますが、個人居宅4件or施設1件へ訪問し診察を行います。
12:00 帰院後にランチ休憩
 ↓ 帰りの車の中で午前中の診療結果をタブレット等で入力。終わり次第、昼食となります。
13:00 訪問診療に出掛けます
 ↓ 医療機関によって違いはありますが、個人居宅6件or施設1件へ訪問し診察を行います。
17:00 帰院
 ↓ 帰りの車の中で午後の診療結果をタブレット等で入力。連携先への報告やその他書類作成を行います。
17:30 全体会議
 ↓ 院内スタッフ全員で申し送りを行います。事例共有も兼ねますのでスキルアップの場でもあります。
18:00 帰宅


医療機関によって勤務時間や居宅・施設のバランスが違いますが、
大まかにいうと上記のような流れとなります。

最近は様々な電子機器が導入されて、業務の効率化が図られるようになりました。
タブレット入力により書類作成は何処でもできるようになりましたし、
看護師さんや診療アシスタントが医師以外ができる業務を代行してくれるので、
医師は診療のみに専念することができます。

私がお話させていただいた先生の中には、
訪問診療は患者さんに評価されるようで嫌だと仰る方もいらっしゃいました。

確かに患者さんを増やす方針の医療機関もありますのでプレッシャーに感じるお気持ちも十分理解できます。
ただ私が訪問診療を行っている医療機関からお話を伺う限りですが、
訪問先の患者さんからは感謝されることの方が多いというご意見が圧倒的に多いように思います。

この15年程で在宅医療を行う医療機関は30万件から65万件に増加したというデータもあります。
さらに現在から5年後には100万件を超す予想すらあるのです。

もし今後、訪問診療にご興味がございましたら、是非私どもにご相談を頂ければ幸いでございます。
全力でご転職のサポートをさせていただきます。

国家資格キャリアコンサルタント
八木橋 辰夫Tatsuo_Yagihashi

紳士服の営業として13年勤務。その後MR、管理職として医療業界に18年携わる。これまでの経験を活かして良縁転職のご支援をいたします。

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