CAREER ADVISOR COLUMN
キャリアアドバイザーコラム

医師のあくなき日々の挑戦への姿勢を見て

誰も行ったことがない技術の構築までの道のり
腰痛を完治させるための手術の技術について、
誰も行ってこなかった治療技術を生み出してこられた西良浩一先生ですが、
更なる進歩を遂げるための技術習得への熱い気持ちで臨んでおられる姿勢に感銘を受けました。

日本の医療技術は世界トップレベルの水準が保たれているものの、
医療は日々進歩。西良先生のような人物がいるからこそ
それが実現されるのだろうと本当に納得が出来ました。

ノーベル賞を受賞された京都大学の山中伸弥教授については研究分野で新たな領域を見つけられ、
その発見内容を幅広く効果が出るよう今も研究に研究を積み重ねておられます。
一方で、西良先生は手術による技術と新たな治療方法を構築するために
研鑽の日々を過ごしておられる様子をテレビを通じて知らされました。

西良先生は腰痛で悩んでおられる患者様に対して、
劇的に日常生活が改善される治療法を発見されましたが、
その歩みを止めることなく、さらに良い方法はないのか?もっと楽に負担なく治療できるには?
と人間の運動機能構造を見つめながら、
貪欲なまでの新技術習得への姿勢を失っていないことが素晴らしいと思いました。

私もスポーツ障害で慢性的な腰痛を患っており、
今まで2回ほど立てなくなるほど激痛を発症したこともあります。
完治は難しいだろう・・・と諦め半分で今も痛みと向き合っていますが、
完治が夢ではないのだなと初めて身近に感じた瞬間でもありました。

ご自身で東京に足を運ばれ、ピラティスの効果も体験されるなど、
治療法だけではなく人間の体の構造から気付きを得ようとすることも素晴らしかったですし、
何よりも患者様のために最も効果が出る治療法を見つけようと、
決して自己満足ではないその姿勢に西良先生を勝手ながらに応援したいと心から思いました。
そしてそのような先生に是非日本の医療の中核にいていただきたいと思いました。

徳島大学の整形外科教室には、
「徳島大学整形外科は次世代の教科書を作る集団。常に進化している集団」と
教授の口癖でもあるキャッチフレーズがあるそうです。
先生の日々の姿勢が凝縮されているお言葉だと思いました。

人間は誰しも歩みを止めると進化をしなくなるもの。
とはいえ精神的にもどこかで歩みを終え、満足感を得ようとします。
恥ずかしながら、私も日々成長を、
と思いながら歩みを止めようとする自分がいることを痛感しています。
しかし、西良先生のような方を見ると、まだまだ努力すらしていないと振り返ることも出来ました。

今後の新世代への道しるべになっていただきたいですし、感銘を受けるだけではなく、
私も周囲から必要とされる人間になりたいと思える瞬間でもありました。

キャリアアドバイザー
加納 由理Yuri_Kanou

教育学部卒業後、語学関係の企業へ。「もっと人の転機に貢献できる仕事がしたい」と転職。産休を2回取得し家では怪獣(子供)の相手をしながら、アドバイザーとして奮闘中。

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