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医師の退職の流れと手続き|円満に退職するためのポイントを解説!

医師の中では、自身のキャリアアップのために転職したり、自身のクリニックを開業したりする人も少なくありません。近年、病院の医師不足などが深刻化していることもあり、退職するに当たっては引き留めに遭うなど、なかなかスムーズに辞められないこともあり得ます。とはいえ、今後のキャリアのためにも、できるだけ円満に、スムーズに退職できるよう、抜け目なく手続きを進めたいものです。ここでは、退職までの流れと、円満に退職するためのポイントを紹介します。

 

医師の退職は円満が必須である理由

医師に限らず、どの職業にもいえることですが、特に医師の場合は、円満退職がとても重要なポイントです。医師の世界は狭いため、上司とトのラブルなどがあったり、後味の悪い退職方法を取ったりしてしまうと、悪いうわさが広がりやすい世界でもあります。特に、院長などトップの人たちとの関係が悪化してしまうと、今後の転職活動や、クリニック経営に影響が出てしまう可能性もゼロではありません。

地方では、医師が不足傾向にあるため、多くの確率で引き留めに遭うことがあります。その際には、うまく立ち回りすることを心得ておく必要があるといえます。「たかが退職」と思わず、しっかり退職の作法や戦略を練っておいたほうが良いでしょう。

医師が退職するときの手順・手続き

医師が退職するときの基本的な手順としては、以下の流れで行うと良いでしょう。

【医師が退職するときの手順】

1.     退職の意思を伝える

2.     退職日の決定

3.     退職届の提出

4.     引き継ぎ

5.     退職日当日

それぞれのステップについて、詳しく見ていきましょう。

退職の意思を伝える

まずは、退職したい旨を伝えます。法的には、退職日の2週間前に告げると問題がないことになっていますが、実際には引き継ぎや次の医師の雇用など、雇用主側で対処しなければならないことが多いです。2週間前になって急に退職の話をすると、悪い印象を与えかねません。そのため、法律では2週間前とされていても、3~6カ月前をめどに、退職の意思を伝える人が多いでしょう。

人事担当者の手隙の時間を見計らい、冷静に丁寧な言葉で退職の意思を伝えるようにしてください。医局派遣で働いている医師は、大学医局側の担当者に伝えましょう。大学側から病院に打診があった後、自身も人事責任者にあいさつに行くとスムーズです。

退職日の決定

無所属の医師の場合、正式な退職日については病院側と話し合いながら決定します。できる限り、残るスタッフたちに負担をかけることのないような日にちを選びましょう。
医局派遣の場合は、大学医局側で次の医師の就任日に合わせて、おのずと決定されるでしょう。

退職届の提出

実は、退職届の提出は病院や所属する大学医局によって、必要な場合と不要な場合があります。必要な場合は、書式などが決まっているかどうかを、確認するようにしてください。

引き継ぎ

無所属の場合でも大学医局に所属している場合でも、電子カルテに患者情報を記録しているため、仕組み上ではいつでも引き継げる状態であることが多いでしょう。とはいえ、引き継ぎは患者に関することだけではないため、必要に応じて必要な情報を引き継いでおくべきでしょう。医局に所属している場合、前任者と後任者の関係は「先輩と後輩」になるので、気軽に連絡を取ることが可能かもしれませんが、無所属の場合はそういうわけにはいきません。抜け目がないよう、しっかりと必要な情報を共有しておきましょう。

退職日当日

いよいよ退職日当日を迎えたら、返却するものと受け取るものがあることを、忘れないようにしましょう。退職してから忘れ物を取りに行くようなことは、あまり印象が良くありません。退職時に返却するもの、受け取るものリストはこちらです。

退職時に返却するもの

  • 健康保険証
  • 職員身分証・IDカード
  • 名札・名刺
  • 自分専用で使用してきたパソコンのデータ整理・消去
  • 病院施設の鍵、ロッカーの鍵、警備キー、駐車場ゲートカード等の鍵類
  • PHS、ポケベル等の通信機器
  • 病院貸与の制服類

退職時に受け取るもの

  • 雇用保険被保険者証
  • 離職票(医師の場合、通常次の就職先が決まっていることが多く、そのときは不要です)
  • 源泉徴収票
  • 年金手帳(通常、自己保管ですが、事務部門に預けている場合は必ず受領します)
  • 退職証明書
  • 各種の私物

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医師が円満に退職するためのポイント

医師が円満に退職するために気を付けるポイントについて、紹介します。

円満退職のポイント

  • 退職を告げるタイミング
  • 退職理由は「伝え方」が重要
  • 引き留めに遭ったときの対処
  • 病院の人事担当者にぼかされたときの対処

ポイントを押さえておくことで、いざというときに慌てず、スマートな対応ができるでしょう。ぜひ参考にしてください。

退職を告げるタイミング

上述の通り、退職を告げるタイミングは、とても重要です。民法上では「2週間前までに退職意志を示せば良い」とされていますが、実際には、後任の引き継ぎ、関係各所へのあいさつなどの時間も考慮し、3~6カ月前が好ましいでしょう。また、雇用契約書には、退職意思表示のタイミングについての規約が盛り込まれていることもあるので、確認しておくようにしてください。

退職理由は「伝え方」が重要

退職理由は、本心がネガティブな理由であったとしても、ポジティブで前向きな理由を伝えるようにしましょう。医師に限らず、どの職種においてもこれまでお世話になった職場の人たちに敬意を払うことが大切です。上司と気が合わない、経営方針に不満がある、年収が低いなど、雇用側に問題があるような理由は避けたほうが良いでしょう。なぜなら、医師の世界は狭いのでネガティブな理由で退職したことがうわさになってしまう可能性もあるからです。基本的にはポジティブな伝え方をするよう、十分注意を払ってください。

引き留めに遭ったときの対処

医師界も人手が足りていない傾向にあるため、強い引き留めに遭う可能性があります。引き留めに遭った場合も、決意の固さをしっかり示すことがポイントです。曖昧な態度を取っていると退職時期がずれたり、自身の転職や開業へのモチベーションが下がったりすることになるため、注意しましょう。「慰留の余地がある」と思われないよう、しっかり意思表示をしておいた方が良いでしょう。

病院の人事担当者にぼかされたときの対処

直属の上司や事務長、人事担当者に退職の意思を伝えたのに、「しばらく考えさせてほしい」など、はぐらかされる可能性も考えられます。その場合は、考えてもらう期間を設け、次の話し合いの日程を決めておくと良いでしょう。そのまま日程を決めずに流されてしまうと、次に言い出すタイミングを失ってしまいます。先輩・同僚にも相談をしづらい話題のため、家族や転職エージェントの担当者など信頼できる第三者から客観的な意見を求めるのも一つの手段となります。実際に、医師ベストキャリアのエージェントにも、医局内の情報が入ってくることがあります。

 

スムーズな退職には、転職エージェントの利用がおすすめ

なぜ、退職時の相談に転職エージェントがおすすめなのか

医師の転職や開業による退職はよくあることですが、スムーズに行わなければ上司との関係性がこじれたり、今後のキャリアに影響したりする可能性があります。勤務最終日までお世話になった職場のことを気遣った態度で丁寧に行えば、悪い印象を残すこともないでしょう。さまざまなケースを想定し、スマートに進めるよう対策を練っておくことをおすすめします。
とはいえ、人材不足の職種柄スムーズに退職交渉が進まないことも医師の世界では多いです。その際には、転職エージェントの活用がお勧めです。優秀なエージェントは、貴方の後任となる候補の準備も行いつつ、上手い退職交渉のためのアドバイスも進言してくれます。

信頼できる転職エージェントかどうかの見極め方法

医師の転職エージェントは、大手から個人経営の事業所まで含めると数百社あると言われており、大手でもそのエージェント個人の経験や力量には差があるのが事実です。そのため、WEBサイト上で信頼できる会社を見極めて、さらにその中でも優秀なエージェントが担当につくことは稀です。
信頼できる転職エージェントの条件は、「顧客としっかり向き合う姿勢」が見られるかで判断すべきでしょう。今の時代、SNSで自社の情報やエージェント本人が積極的に情報発信をしている会社は、顧客志向を理解しようとする姿勢があると見られるため、信頼できる可能性が高いです。

【医師ベストキャリア】は、医師専門のキャリア支援型の転職支援サービスで、国家資格を保有するハイスキルエージェントが在籍しています。各エージェントがしっかりと情報を発信し、顧客志向の企業姿勢がみられるため一度相談してみることをお勧めします。

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キャリアアドバイザー
寺本 朱里Akari_Teramoto

兵庫県神戸市出身。法学部卒業、就活時に自身がエージェントを利用したことをきっかけに人材紹介会社への入社を決意。現在は関東エリアの医師転職支援に従事。

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