CAREER ADVISOR COLUMN
キャリアアドバイザーコラム

ブレない転職をしよう!転職の際の優先順位について

精神科の先生の転職事例

最近、ご転職の支援をさせていただいた事例をご紹介いたします。

ご依頼をいただいた先生はまだお若いのですが、
精神科医師としてスーパー救急から慢性期まで幅広くご経験され、
日本精神神経学会指導医まで取得された精神科のエキスパートの先生でした。

転職をご検討されたきっかけは勤務先の人間関係と体制に疑問を感じられたため。
通常であればこれまでと同じ精神科でのご転職先を探されると思いがちですが、
こちらの先生はすぐには動かず、これまでの経験をじっくりと振り返る時間をお作りになりました。

そのうえで

・これまでの診療経験で精神疾患に対する初期対応の重要さを痛感して来られたこと
・組織内での出世より「対患者」に自身の興味が向いていること

から、将来的に内科外来を中心に行いながら精神疾患の初期症状にも気付けるような、
「総合診療医」を目指されることとなりました。

研修医のような形での一からのスタートになるため、必ずしも楽な道のりではありませんが
将来のビジョンがはっきりされたので、迷いなく必要なスキルを身につけれるであろうご転職先を選択なさいました。

転職のきっかけはさまざま

ご転職をされるきっかけはさまざまです。
ただ、「とりあえず辞める」ことを優先してしまったばかりに、
転職で叶えたいことや解決したい問題がいつのまにかブレてしまい、
結局同じような理由で転職をくりかえされてしまう方が非常に多いように感じています。

そのような事態を避けるために、
「今回の転職で優先したいことは何なのか」、振り返ってみることをお勧めします。

前述の先生が優先されたいことは「目標に近づくためのスキルの習得」でした。
そのため、転職先での勤務は前職より忙しく、給与も決して良いとは言えませんが、
スキルの習得が叶う環境である限りは目標のために頑張っていただけると思っています。

転職で優先したいこともさまざま

ご転職の際に優先したいことは人によってさまざまです。
「家族との時間を増やしたい」「新たな手技を身に着けたい」「給与を増やしたい」・・・
ご自身の中で優先することを自覚していただくことでブレない転職が叶うのではないでしょうか。

弊社ではご依頼をいただいた際に直接ご面会(キャリアカウンセリング)を行い、
これまでのご経験の振り返りなどのお手伝いをさせていただいております。
ご転職でお悩みの先生はぜひ一度お問合せ下さい。

国家資格キャリアコンサルタント
衣笠 敬広Takahiro_Kinugasa

大学を卒業後、冠婚葬祭の会社に就職し、葬祭ディレクターとウェディングプランナーを経験。
キャリアが変わっても同じ「人生のお手伝い」に喜びを感じています。

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