CAREER ADVISOR COLUMN
キャリアアドバイザーコラム

自己アピール、得意ですか?

自分の長所を自分でアピールすることは、案外難しい
一般企業への転職では、
ほとんどの場合はまず「履歴書」と「職務経歴書」を応募先企業へ提出し、
書類選考、その後面接を経て採否が決まります。

「履歴書」は個人情報を記載した事務的書類という側面が強いですが、
「職務経歴書」とは、これまでのキャリアを棚卸し、
仕事における実績、獲得スキル、転職の動機・背景などを詳しく記載した
『自己アピール』のためのツールです。

ただ、医療従事者の方で職務経歴書をお書きになる方は、
あまりいらっしゃらないのではないでしょうか。

国家資格による専門職であることや、
過去の勤務先も医療機関や関連企業ですので、
履歴書からある程度人物が想像できることから、
わざわざ別建てで自己アピールの資料は必要ないということなのかもしれません。

ですが、実際には
 ・この方はどうも転職回数が多いなあ…
 ・途中で転科されているのはどうしてだろう。
 ・専門資格を持っておられないけど…
など、本当は資格では計れない臨床スキルを持っておられたり、
しっかりした将来像を持ってキャリアチェンジをしてこられたり、
優れた方であるのにもかかわらず、履歴書からはそれが見えないために
応募先が消極的になってしまうケースも存在します。

採用する側の印象を大きく左右する『自己アピール』は、
専門職であっても、できるに越したことはありません。

ところが厄介なもので、人から見て良い面ほど、
なかなか自分ではアピールしづらいものです。

そんな時こそ、第三者であるキャリアアドバイザーをご活用ください。
求職者の皆様と何度もお話する中で感じた「お人柄」や、
「長所」「経験値」「医療に対する思い」「将来のビジョン」等々。
さりげなく客観的かつリアルにお伝えするのが、キャリアアドバイザーは大得意なのです。

「長く勤めたいからこそ、ワークライフバランスを重視したい」
「バリバリ働くつもりだから、給与アップも目指したい」などのご希望も、
第三者が間に入るからこそ、思いの擦れ違いが起きずに、気持ちよくまとまることも多いのです。

求人情報を紹介するだけではなく、ぜひ皆様の支援者として・広報部隊として、
私たちキャリアアドバイザーをご活用いただきたいなと思います。

国家資格キャリアコンサルタント
楠瀬 泉Izumi_Kususe

外資系製薬会社MR時代に、メンタルケアに関心を持ち産業カウンセラー資格を取得。働く人の人生に寄り添う仕事を天職と感じ、キャリアアドバイザーの道に飛び込む。

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