面接は社会人としてマナーを問われる場です。
いくら臨床技術が優れていても、
社会人の基本的なマナーが乏しいと患者様や職場の方とのコミュニケーション能力が低いと
判断されてしまう可能性があります。
自分らしさを正しく伝え信頼を得るために、参考にしていただけますと幸いです。
履歴書は必ず必要です。
コンサルタントを通して事前に提出することもありますが、
ほとんどは面接当日にお渡しすることが多いです。
そのため、履歴書はボールペンで記入していただき、顔写真を貼ってご持参いただくことをおすすめいたします。
また、履歴書をチェックする時間はとても短いもの。
そこで重要になるのが「正式な書類」としての読みやすさと正確さです。
読む相手のことを考え、短時間で内容を理解できるように工夫されているか、
提出する書類としての体裁が整っているかが試されているとお考えください。
基本的には男女問わず、スーツが望ましいです。
色は黒や紺色など落ち着いたものが無難。
しかしながら、今日、民間企業ではカジュアルの服装で勤務していいという会社が増えてきています。
中には、スーツをお持ちでない先生もいらっしゃるかと思いますので、
お持ちでない先生方は、ジャケットでも問題はないでしょう。
一方で、プライベートで遊びに行く時のようなジーンズやTシャツはお控えください。
面接はあくまで仕事への熱意を伝える場になります。
面接の当日は10~15分前にコンサルタントとお待ち合わせをお願いしています。
理由としては、最終確認および余裕を持って面接へ臨むためです。
勤務後に向かわれる場合はその旨を事前にお伝えいただける助かります。
また、遅れる場合は必ず電話をかけ、具体的に何分程度遅れるのかをお伝えください。
たとえ1分でも、連絡をせずに遅刻するのは先方にとって印象が悪くなる恐れがあります。
医療機関の採用担当者に面接時のチェックポイントについて聞いてみると、
「人柄」という声が圧倒的に多いです。
履歴書を見れば、これまでのご経歴などは良く分かりますが、
患者様に親切に接することができるか、他のスタッフと円滑にコミュニケーションをとれるかはお話をしないと分かりません。
そのため、本題に入る前からすでに面接が始まっているという意識をお持ちください。
会話の冒頭は、何気ない話題で始まることが多いですが、面接はすでに始まっています。
コミュニケーション能力を試されていることを自覚し、
仕事と関係のない話題にもしっかり受け答えすることが大切です。
慣れないご面接で緊張をされるとは思いますが、ご自身の言葉でゆっくりで結構ですので、
会話のキャッチボールを意識するとよいでしょう。
4月に向け、ご転職をお考えでいる先生もいらっしゃると思います。
少しでも参考になれば幸いです。
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