CAREER ADVISOR COLUMN
キャリアアドバイザーコラム

医師の年収事情【科目別編】

本日12月10日は公務員の冬のボーナス支給日です。

国家公務員の平均支給額はおよそ69万円で、去年より2万円余り減りました。
ただ、今年から夏と冬の配分を見直したことによるためで、実際には4,000円ほど増える見込みだそうです。

さて、今回は医師の年収に関してお話をしてみたいと思います。

医師の平均年収は1200万円!?

さまざまなデータがでていますが、
医師の年収は1,200万円を超えているとも言われています。
会社員の平均年収が約430万円ですので、その3倍は貰っていることになりますね。
全ての職業の中でもトップクラスの年収のため、周りから羨ましがれるかも知れません。

ただ、医師の仕事は激務であることも紛れもない事実です。
また、一概に「医師」と言っても専門科目や勤務先の医療機関によって
様々な働き方のある職業でもあります。

そこで専門科目ごとの年収ランキングを見てみたいと思います。

内科系の主な科目別年収ベスト5

・透析科  1,552万円
・内視鏡科 1,550万円
・泌尿器科 1,481万円
・腎臓科  1,471万円
・内科   1,469万円

外科系の主な科目別年収ベスト5

・美容外科  2,095万円
・整形外科  1,548万円
・産婦人科  1,526万円
・耳鼻咽喉科 1,514万円
・外科    1,503万円

その他の主な科目別年収ベスト5

・訪問診療  1,658万円
・精神科   1,481万円
・リハビリ科 1,432万円
・麻酔科   1,406万円
・皮膚科   1,399万円

全体では1位が「美容外科」2位が「訪問診療」3位が「透析科」となっています。
ただ、地域や医療機関の種類、年齢によっても変わってきますので、あくまでも目安程度とお考え下さい。

また一般的に「内科系よりも外科系の方が年収は高い」と言われているようですが、
はっきりと断言できるほどの年収格差は無いようです。

開業医の平均年収は3000万円!?

更に、ここには無い「開業医」の平均年収は 約3,000万円とも言われています。

開業した場合は売上がそのまま年収に直結しますから、当然最も年収が高くなります。
ただしご親族のクリニックを継ぐといった形でない限り、初期投資に1億円ほど掛かるケースもあります。
医師でありながら経営者になる訳で、正にハイリスク・ハイリターン働き方ですね。

医師の年収に関してお話をしてきましたが、最後に「年収」とは何か?についてです。

確かにお金は人を幸せにする一つの要素であることは間違いはありません。
年収が働くモチベーションになることもあると思います。

ただし、
「自分の能力を活かせる最適な病院、働きやすい病院、自分に住みよい地域で働くこと」
このことを忘れてご転職をされた先生は必ずしも幸せでないかも知れません。

難しいテーマですがこの機会に一度、ご自身の年収に関して考え直すきっかけになれば幸いです。
私たちはいつでも先生方からのご連絡をお待ち申し上げております。

国家資格キャリアコンサルタント
衣笠 敬広Takahiro_Kinugasa

大学を卒業後、冠婚葬祭の会社に就職し、葬祭ディレクターとウェディングプランナーを経験。
キャリアが変わっても同じ「人生のお手伝い」に喜びを感じています。

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