千葉県の亀田総合病院が、世界に先駆けて電子カルテの本格運用を開始したことは有名な話ですが、
この取組みを始められようとした原動力についてクローズアップされていたテレビ番組を見て、
改めてそのすごさを実感したので、今回取り上げさせていただきました。
今でこそ電子カルテは医療現場では当たり前のツールとなっていますが、
それまでは紙カルテに手書きで各医師が診療記録を記載し、
業績なども全てがアナログに行っていました。
まさにビルゲイツと同じように、データ化を果たすためにどのようなことが必要で、
どんなシステムが世の中にフィットするのか?
考え方やビジョンは同じだったのでは?と思ってしまいますし、
加えて、「当たり前でないことを当たり前にする」というこの行動力と発想力は、
一部の人しか実現できなかったことだと思います。
アナログなやり方で時間も労力も費やしている中では、
「何か対策が必要」「医師の質も向上させていかなければ」といった課題を目の前にしても、
誰もやっていないことに一歩踏み出し取り組みむ勇気や、
失敗したときのリスクを考えると行動に移すことを躊躇することも多いはずです。
その一歩を踏み出す勇気を本当に称えたいと思いました。
さらには、現在でも亀田総合病院では保育施設の設備環境整備(保育園と幼稚園の一体化)や
遠隔診断で病理科とのタイアップなど、斬新なアイデアが一つ一つ実現されています。
よく「二番煎じは・・・」と言われもしますが、見様見真似だけではなく、
本当に良いと思ったことへ取り組みや、諦めない姿勢が大事なのだと思います。
また、いつの時代もあらゆる事業や仕事において課題は尽きませんし、
その課題こそが技術進歩の第一歩であり、原動力なのだと思います。
私もただ日々の業務をこなすのではなく、
クライアントの方々へのご案内やサービスにおいても、
ただ「日々精進しよう」ではなく、もっと具体性を持って考え、行動しなければと思いました。
誰もがなし得ていない、素晴らしいシステムや方法、モノの見方などをじっくりと考え、
多少の逆風があったとしても、自分自身が本当に良いと思えたのであれば、
取り組む勇気を持って取り組んでいきたいと思いました。
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